1.初めに
皆様がスーツを着る機会はいつでしょうか?
ビジネスでの日常を始め、入学式や卒業式、あるいは成人式などの式典。
また、就活や結婚式といったフォーマルな場面など、様々ですよね。
それらのシーンによっては、振袖や袴、パーティードレスやスカートのレディーススーツなど、
「性別=これ」
といった身嗜み慣習が根付いている日本。
その中で、スーツは男女問わず、どんなシーンでも認められる万能アイテムです。
しかしながらそんな機会を前に
LGBTQを自覚する貴方はスーツ選びに困ったことはないでしょうか。
2.スーツに着られている窮屈さ
自分の身体と心の性別が一致しない中、身体に合わせたスーツだと心に沿わない。
心の性別に合わせると、大きすぎる、もしくは小さすぎる。
描いていた自分像とはかけ離れ、不自然で私らしくない。
それが故にぎこちなく、緊張感さえ招いてしまう。
大事な場面だから、格好良く着こなし堂々と立ち振る舞いたいのに、息苦しくなってしまう。
それは、限られたデザインの中から、そして既製サイズの中から
選ばざるを得ない状況だったからではないでしょうか?
3.貴方を表現するスーツ
「女性の体を持っているけれども、本当は体のラインが出ないようなメンズライクなスーツを選びたい。」
「逆に肩幅が大きく強調されるものではなく、女性らしい曲線を作り出したい。」
など、
『男性、女性、と自分の性別を限定せずに”イメージした自分”にあったものを選びたい。』
そんな欲求はまったく不自然なものではありません。
当店にも、「スカートをオーダーしたいです。」と女装家の方からお問合せをいただいたことがありました。
スーツは自分を表現するツールの一つでもあります。
だからこそ、
あなたの体型・性別だけでなく、
あなたがなりたい自分像に合わせて、あなたに似合うぴったりなスーツに袖を通してみてはいかがでしょうか。
「大きな胸が目立たないようにストレートなラインを意識したジャケット。でも不自然にならないサイズ感。」
「細身だけど華奢に見せず、メンズライクな格好いいデザインに。」
「目立つのは好きじゃないから生地は落ち着いた、でも好きな色を裏地に使って密かにおしゃれを楽しみたい。」
など、どんなご要望もご相談ください。
【トランスジェンダー向け】レディース/メンズスーツから知るスーツで男性/女性っぽく装う3つの工夫
という記事も書いています。具体的なオーダー例を見てみたい方はこちらもぜひ読んでみてください😄
あなたの好きなものやお気に入りのもので身を包み、
あなただからこその個性を思うままに発揮してください。
あなたらしく在れる一着に出会えるよう、心を込めてお手伝い致します。
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オーダースーツM&M
世菜アルトンM.
2021.3.22